「新規の相談を増やしたいけれど、飲食店のように気軽に『口コミを書いてください』とは言いづらい……」 「相談内容はプライベートなこと(相続や税務、法的な悩み)なので、実名で投稿するのをためらわれるのでは……」
弁護士、税理士、行政書士、司法書士、社会保険労務士といった先生方から、このようなお悩みをよく伺います。
士業は、飲食店や美容室とは事情が違います。守秘義務があり、相談者のプライバシーへの配慮が欠かせません。 さらに、業種によっては広告に関する規程もあります。
今回は、その事情を踏まえたうえで、相談者に負担をかけずにご案内する方法を解説します。
なぜ士業の口コミは集まりにくいのか
相談者側には、2つの心理的な壁があります。
壁①:相談したこと自体を知られたくない
相続、税務、労務トラブルなど、デリケートな内容であるほど、Googleアカウントの名前で具体的な相談内容を書くことに抵抗を感じます。
壁②:何を書けばいいか分からない
問題が解決して感謝していても、「難しい手続きをどう文章にまとめればいいか分からない」と筆が止まってしまいます。
この2つは性質が違います。壁①はプライバシーの問題、壁②は書く負担の問題です。分けて考えると、打つ手が見えてきます。

相談者に負担をかけない案内のしかた
① 「相談対応の改善のため」という形でお願いする
「Googleに評価を書いてください」と頼むのではなく、「相談者様により分かりやすく安心していただける事務所運営のため、率直なご感想をお聞かせください」と伝えます。この形なら、すべての相談者に同じようにご案内できます。
なお、Googleは口コミを依頼すること自体は認めています。
クチコミを投稿してもらうために、Google リンクにアクセスするか、QR コードをスキャンするようユーザーに依頼できます
(出典:クチコミを増やすためのヒント)
② 「相談内容そのものは書かなくてよい」とだけ伝える
壁①への対応です。「相談の詳細を書く必要はありません」と一言添えるだけで、相談者の負担はかなり軽くなります。
ここで注意が必要なのは、書く内容まで指定しないことです。「〇〇と書いてください」「良かった点を書いてください」といった案内は、Googleのポリシーに触れる可能性があります。
顧客からの否定的なクチコミの投稿を妨げたり禁止したり、肯定的なクチコミを選択的に募ったりする行為
(出典:禁止または制限されているコンテンツ)
書かなくてよい範囲を伝えるのは配慮ですが、書くべき内容を伝えるのは誘導になります。線引きはここです。
③ 手続き完了時、書類をお渡しするタイミングで
面談の最中ではなく、すべての手続きや初回相談が終わり、ひと段落したタイミングで、書類と一緒にQRコード付きの案内カードをお渡しします。持ち帰って落ち着いてから投稿していただけます。

所属会の広告規程を確認してください
士業には、業種ごとに広告に関する規程があります。特に弁護士は、日本弁護士連合会が業務広告の規程を定めています。
そこでは、依頼者の談話や推薦文について、次のような考え方が示されています。
広告中に依頼者等の談話、証言、推薦文等が掲載されていても、全体的に観察して弁護士等が行っていると認められる場合は、そのような第三者の談話、証言、推薦文等を利用した広告と認識されます
(出典:日本弁護士連合会 業務広告に関する指針)
つまり、相談者が自分の意思で書いた口コミと、事務所が働きかけて書かせた口コミでは、扱いが変わり得るということです。
Googleマップの口コミは相談者自身が投稿するものですが、案内のしかたによっては「事務所側の広告」と見られる余地があります。見返りを渡さない、内容を指定しない、相談者を選ばない——この3つを守ることが、そのまま安全な運用になります。
※ 規程の細部は所属会や改正時期によって異なります。 実際に運用を始める前に、ご自身が所属する会の最新の規程をご確認ください。
下書き作成で投稿の負担を減らす「AI口コミシステム」
「文章を考えるのが難しいという相談者様の手間を軽くしたい」とお考えの事務所様に、ベンリネコのAI口コミシステムをご案内しています。
相談者様がQRコードを読み込むとGoogleの投稿ページが開き、AIが文章の下書きを作成します。内容は相談者ご本人が確認・修正したうえで投稿します。事務所が代わりに書くことはありません。
すべての相談者様に同じ案内をお渡しするだけなので、相談者様を選ぶことにはなりません。
月額2,200円(税込)・初期費用0円・縛りなし ▶ AI口コミシステムの詳細を見る
相談者が確認する「公式ホームページ」
Googleマップの口コミを見て「この先生なら相談できそうだ」と感じた方が、最終的に事務所の理念や取り扱い業務、料金体系、アクセスを確認するために訪れるのが公式ホームページです。
口コミで関心を持っていただいても、ホームページが古かったりスマートフォンで見づらかったりすると、相談者は不安を感じて別の事務所を探してしまいます。ベンリネコでは「公式ホームページ制作・リニューアル」も承っております。Web集客の導線改善については、お申込みフォーム下部の「お問い合わせ」よりご相談ください。